北軽井沢蒸留所プライベートカスク&蒸留所見学イベントを6月29〜30日で開催しました。
キャンプとお酒の相性がいいのはもうみなさんご存知のとおり。地のものをその地で味わうのは、キャンプや旅の醍醐味のひとつですよね。
新しくできたばかりの北軽井沢蒸留所さんで募集されていたプライベートカスクにキャンプ場で応募をして、キャンパーさんを募ってみんなで見学&原酒の樽詰めをしてきました。
ロマンたっぷり、ウィスキー作りの製造現場を見せていただきました!
”クラフトウィスキー”蒸留所
beとほぼ時を同じくして北軽井沢に誕生した「北軽井沢蒸留所」さん。beから5分くらいのところにあります。なので、本当にご近所さんなんです。
普段は一般向けの見学はまだ受け入れていないそうですが、プライベートカスク(原酒の樽買い)の参加者ということで今回の蒸留所内の見学が実現しました。
原酒の製造に影響が出てしまうそうで、イベントの前日・当日は発酵食品(納豆、キムチなど)を控えての参加です。入り口を靴を履き替え、消毒をして施設内に入ります。
蒸留所内は、いたってシンプル。ウィスキー製造のための機械がまだ1セットのみという、本当に小さな小さなウィスキー蒸留所です。
でも、それゆえに距離感がとても近いのが特徴でもあります。
こちらは原料となる麦を粉砕する機械。
ウィスキー作りをざっくり説明すると、この麦を粉砕し温水と混ぜ合わせデンプンが糖化したのち麦汁を搾り、菌を入れて発酵させ、蒸留したものがウィスキーになります。なので、原料は本当に少ないんです。
少ないけれど、温度管理だったり、水の性質(北軽井沢は軟水)や沸点の違い(標高が高い)、スチルポットの形状の違いなどで、味ががらりと変わるそうです。
こちらが麦と温水を混ぜたもの。まだ発酵前なので、お酒ではない麦ジュースです。だけど、ほんのり甘い感じがします。
発酵後、蒸留機で2度蒸留し、そしてそれを樽に詰めて熟成させたらウィスキーの完成です。
ちなみに、写真左側にあるポットスチルという機械は、東京の下町の町工場に特注。この形状で味が変わり、それがその蒸留所のウィスキーの個性になるんだとか。このポットの形状は、代表である坂本さんのこだわりがつまっているんだとか。
ウィスキー、奥が深い。
そうしてできあがった原酒をいよいよ樽につめていきます。
灯油ポンプのような感じで、レバーをにぎると樽に原酒が入っていきます。
鼻を近づけるとウィスキーの甘い香りが広がってきて、それだけでもうお酒が飲めそう!ウィスキー好きにとってはたまりません。
参加者全員で原酒を樽につめ、最後に栓をしたら完成! この原酒がどんな味に変化していくのか、楽しみで仕方がありません。
「北軽井沢蒸留所」の文字を樽にスプレー。普通の樽は、蒸留所内で熟成させるのですが、みんなで原酒を詰めたこの樽はキャンプ場に持ち帰って1年寝かせます。
一度、様子をみるために今年の11月ごろに味見DAYを作り、瓶詰めするのは丸1年後の2025年6月ごろ。1年後が待ちきれません。
最後はみんなで記念撮影!
参加いただいたみなさんの楽しそうな表情と、代表の坂本さんの雰囲気からイベントが無事に成功したことが伺えました!
beでは、キャンプ場である以上、キャンプを楽しんでいただきたいというのはもちろんですが、それに加えて地域のことも楽しんでもらいたいと考えております。
北軽井沢は自然豊かだし、個性的なお店や製造業者の人などがたくさんいらっしゃいます。そのような人や食などとキャンパーさんをお繋ぎして、この地域もキャンプとともに楽しんでいただく。
今回のイベントは、そういった取り組みの第一弾として北軽井沢蒸留所さんに依頼をして実現しました。
北軽井沢の高原らしい空気感の中、そして、キャンプ場での樽の熟成(管理棟で熟成予定!)。どんな味になるのか、とても楽しみです。
beでは、今後も北軽井沢周辺、地域を楽しんでいただくためのイベントを開催予定です。キャンプ好きなみなさんに新しい発見や、今まではあまり感じられなかったおもしろさなどを提供できればと考えておりますので、ぜひ、今後も遊びにきていただければと思います。
次は、はちみつに関するイベントを計画中です。ミツバチの受粉が我々の食を支えていたり、はちみつそのものが栄養価が高かったり。ミツバチ、はちみつと自然環境は密接に関わっているそうなので、そのあたりを楽しんでいただけるイベントにしたいと思ってます。
北軽井沢蒸留所の誕生秘話は、dancyuのウェブ連載がありましたので、ご興味ある方はぜひ!
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
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北軽井沢蒸留所